デマントイドガーネット
強い光の分散
Demantoid Garnet
化学組成…Ca3Al2(SiO4)3
硬度…7
語源…デマントイド(Demant+oid)ドイツ語
「ダイヤモンド+のような」
和名…翠柘榴石(すいざくろいし)
灰鉄柘榴石(かいてつざくろいし)
色の起源…クロム(Cr)
結晶系…等軸晶系
比重…3.85
屈折率…1.85−1.89
光沢…金剛光沢
アンドラダイトガーネットの中でも極めて希少性が高いデマントイドガーネットは、光の分散が強く、ダイヤモンドよりも輝きの強いガーネットです。
宝石は通常、インクルージョン(内包物)を嫌いますが、ロシアで産するデマントイドガーネットは、ホーステールと呼ばれるその名の通り馬のしっぽのように見えるインクルージョンが特徴です。
通常インクルージョンが含まれる宝石は、美しさを損なうとして、クリーンなものよりも安価で取引されますが、このホーステールインクルージョンに関しては、美しいインクルージョンとして、デマントイドガーネットの価値を引き上げています。