ピゴット ダイヤモンド
砕かれた(?)ダイヤモンド
The PIGOTT
18世紀中ごろに、「賄賂」としてインドの総督であるピゴットへ送られたこのダイヤモンドをピゴット自身は特別気に入ることもなく、「価値のない贈り物」としていました。
ピゴットに送られたことにより、このダイヤモンドはピゴットダイヤモンド(The PIGOTT)と呼ばれることとなりましたが、ピゴット自信は、収賄の罪で捕まり、亡くなります。
ピゴットダイヤモンドは、彼の子供に遺産として相続されその後、一時行方がわからなくなります。
ピゴットダイヤモンドは、1818年、オスマン・トルコ帝国で「ジャニアナの獅子」と恐れられたアリ・パシャ将軍の手に渡りますが、アリ・パシャは、トルコに反旗を翻し、1822年にアルバニアのサルタンにより処刑されます。
アリ・パシャは処刑される際に、自分の腹心の部下にいつも身につけていたピゴットを破壊するように命じ、それ以来、ピゴットダイヤモンドは行方不明となります。
破壊されたのかどうなのかは、判りません。また、アリ・パシャの妻の手に渡っていたという説もあるようです。