南アフリカの星

南アフリカにダイヤモンドラッシュを引き起こした石

The STAR of SOUTH AFRICA

ユーリカ発見以来、南アフリカではダイヤモンド産出への期待が高まっていました。南アフリカは決して豊かと言える国ではなかったからです。

ユーリカがケープタウンに寄贈された2年後の1969年に、羊飼いが道に落ちていたとてもきれいな石を見つけました。貧しい羊飼いはそれを、何かと交換できないかと思いましたが、誰も何かと交換してくれません。しかし、なんという偶然があったものでしょうか。この羊飼いは、ユーリカダイヤモンドに関わりのあった、ニカルクと出合ったのです。

ニカルクは、この石をダイヤモンドであると確信し、自分が持っていたものすべて(合せて数百頭の羊や牛)と交換しました。そして、この石がダイヤモンドであり、ユーリカよりも大きくすばらしいダイヤモンドであるということがわかり、高値で売りました。その後、南アフリカの星と名付けられたこの石は47.75ctにカットされ、売り出されました。何人かの手を渡り、現在は、ダイヤモンドシンジケートとして有名なデビアス社が保有しているそうです。

南アフリカの星が発見されたことにより、南アフリカにダイヤモンドラッシュで湧き上がり、工業国へと変貌を遂げていきます。

南アフリカの星(外部サイト/英語)

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