ユーリカ ダイヤモンド

やった!見つけた。

The EUREKA

1860年ごろというのは、それまで全世界で最も多くのダイヤモンドを産出していたインドの鉱山からの産出がどんどんと少なくなってきた時期でした。そんな時、南アフリカで初めて見つかったダイヤモンドがこのユーリカダイヤモンド(The EUREKA)だったのです。

1866年、南アフリカのオレンジ河の近くで少年たちは光る石を見つけます。この石は、少年たちのなかの一人(農夫の息子)の妹の遊び道具となります。

妹がその光る石で遊んでいるところを見た農夫の知人であるニカルクは、光る石がダイヤモンドではないか思い、興味を注いでいました。農夫の妻は、ニカルクに光る石をただであげることにしました。

ニカルクは、光る石を数人の人々に見せ、その人々もダイヤモンドではないかと思いましたが、それを証明できる人はいませんでした。ニカルクは、しばらくの間それを妻の裁縫箱にいれておきました。その後、人を介して調べてもらったところ、それが21.25ctのダイヤモンドであることが判明しました。

ニカルクは、光る石を売り、その半分のお金を持って農夫の家を訪ねましたが、農夫はそのお金を受け取りませんでした。

パリの万国博覧会に展示された後、この石は10.73ctにカットされましたが、様々な人の手を経て、一時行方がわからなくなりましたが、1967年に,南アフリカのケープタウンに寄贈され、キンバリー鉱山博物館に展示されています。

ユーリカとは、ギリシア語で「やった!見つけた」という意味の言葉が由来となっています。

ユーリカ(外部サイト/英語)

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