鉱物、鉱石、宝石(その違いとは)


「宝石」の定義は、前頁でお話していますが、それでは、鉱物と鉱石、そして宝石の違いについてはどうでしょう?

特にキニナルのは、鉱物と鉱石が、混同されているということ。

まず、鉱物について。

鉱物の定義は、「原子が規則正しく並んでおり、全体が均質的であり、かつ、天然で無機質なもの」ということです。個人的には、ふーん。といった感じです。判ります。判らないわけではないのですが、目で見ることができない原子を持ち出されても。。。ただし、分子構造模型とかをみると、きれいだなー。よくできてるよなー。と思います。(私の科学理解力は、そのテード)

個人的には、天然無機質で、化学組成式で表せるものが鉱物であると思っています。原子とか、分子構造とかはわからないけれど、化学組成式が書いてあれば、へー、アレとコレが結びついているのかぁ。と思うことはできますから。

次は、岩石について。

岩石の定義。それは、鉱物や、有機物(化石とか。。。)の集合体であるということ。つまり、いくつかの鉱物やいくつかの有機物などが、集まって固まっているもの。

個人的には、コノブブンは、アノ鉱物。アノブブンは、コノ鉱物。それらがどうにかなって、くっついちゃって、一つの石や岩として存在している。それが岩石。そして、化学組成式では表すことができない。(もちろん、この岩石のこの部分は、こういった化学組成式です。とすることはできますが、ひとつの岩石すべてをひとつの化学組成式で表すことはできないということです。

続いては、鉱石。

鉱石の定義。それは、鉱物や岩石のなかでも、人間に有用な成分を含むもの。今なにかと話題になっているレアメタルなどもそうです。

そして、宝石の定義については、前頁で述べたとおり。

つまり、こんな感じかな?って思います。(図内の囲み枠の大きさは、テキトーなので、これくらいの割合で鉱石や宝石がある。なんて思わないで下さい。)

鉱物、鉱石、宝石、岩石

さて、鉱物と鉱石のキニナル混同。どのように混同していらっしゃる方が多いかというと、私見ですが、鉱物イコール鉱石というのが一番多いかなぁ?と。あるいは、鉱物に母岩がついているものを鉱石とされている方とか…。

鉱物・鉱石fanではない方々が間違っていらっしゃるのは特になんとも思いませんが、fanの方が間違っているのを見るとなんか、「残念だなぁ」って思ってしまいます。ただ、昔(どのくらい昔かは不明)は、言葉としての鉱物・鉱石のわけ方というか定義がはっきりしていなかったという話も未確認ながら聞いたことがあり、もしそれが本当だとすると、鉱物イコール鉱石説も強ち間違いというわけではなかったこともあった。という大変紛らわしく訳のわからない事態になってしまいます。

あぁ、日本語ってムズカシイ。。。

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