硬度

宝石の硬度を示す場合は、一般的にモース硬度が使用されます。

モース硬度は、最も柔らかい滑石から最も硬いダイヤモンドまでを１０段階に分類したものですが、モース硬度１０のダイヤモンドがモース硬度１の滑石よりも１０倍硬いという訳ではありませんので、注意が必要になります。

なお、硬度で「．５」とあるものは、ちょうど、その間（真中）くらいの硬度なのではなく、例えば、硬度が７．５の場合は、硬度７よりも、硬いが、硬度８よりも柔らかいということなので、石によって、７寄りの７．５の場合や、８寄りの７．５の場合など、様々です。

相対的なモース硬度に比べて、絶対的な硬度にヌープ硬度があります。

また、硬度は、引っかいた時の、傷のつきにくさを表したものであり、割れ難さを表したものではありません。例え硬度が高くとも、落としたり、叩いたりすると、割れる可能性が高い石は、たくさんあります。