インペリアルトパーズ(OHタイプ)

皇帝にちなみ

Imperial Topaz

化学組成…Al(OH)SiO
硬度…8

インペリアルトパーズ

[ 写真提供 : Seventhly's home page ]

語源…インペリアル(imperial)「皇帝」
和名…黄玉(おうぎょく)

結晶系…斜方晶系
比重…3.54
屈折率…1.62−1.63
複屈折量…0.010
光沢…ガラス状

シェリーカラーと言われる、まるでシェリー酒のような色を持つこのインペリアルトパーズは、オレンジとイエローが混ざったような、褐色もまざったような、微妙な色合いの石です。しかし、この微妙な色合いがまた高い人気を誇る原因のひとつとも言えるでしょう。

元来、トパーズの中でも、ブラジルで産した水酸基(OH)タイプのシェリーカラーのものをインペリアルトパーズと呼んでいましたが、2004年よりJJA(社団法人日本ジュエリー協会)や、AGL(宝石鑑別団体協議会)によって、水酸基(OH)タイプであれば、インペリアルトパーズと呼ばれることになりました。

インペリアルトパーズは、シトリントパーズと差別化を計るためにつけられた名前で、昔は単にトパーズと言われていました。シトリントパーズは、トパーズではなく、シトリン(黄水晶)のことです。そのために、当時のブラジル皇帝の優雅さを冠してインペリアルトパーズ、もしくは、プレシャストパーズ(Precious Topaz)と呼ばれるようになりました。

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