コンクパール
巻貝から産する希少な真珠、美しき火炎模様
Conch Pearl
化学組成…CaCo3,C3H18O11.nH2O
硬度…3
[ 写真提供 : Jewlry WIZEM ]
和名…コンクパール(こんくぱーる)
コンク真珠(こんくしんじゅ)
通常真珠は二枚貝から産しますが、このコンクパールは、コンク貝(ピンク貝とも)と言われる巻貝から産します。コンク貝は、カリブ海域に生息し、身は、食用とされており、とても美味しいと聞きます。
現在は、絶滅が危惧され、禁漁となっています。また、巻貝から産する真珠ということで、養殖を行うことは大変に困難であり、すべてが天然であるために、今後ますます手に入りにくくなることでしょう。
コンクパールには、ピンクやオレンジ、白、黄色など様々な色のものがありますが、一番の特徴は、なんといっても、火炎模様(フレーム/flames)と呼ばれる表面の模様と、一般の真珠にある真珠層がないということです。
先述したように、天然の真珠故に、真円のものは、殆どなく、その殆どがバロック型であったり、また、色むらがあったりしますが、それすらも、コンクパールの個性のひとつとして、あっさりと許してしまえるような大変に美しい真珠です。