ヒスイ輝石/本翡翠/翡翠/硬玉

純粋なものほど白くなる

Jadeite/Jade

化学組成…NaAlSo
硬度…6

翡翠

語源…(hijade)スペイン語「腎臓」
和名…翡翠(ひすい)
硬玉(こうぎょく)
本翡翠(ほんひすい)
ヒスイ輝石(ひすいきせき)

結晶系…単斜晶系
比重…3.33
屈折率…1.66−1.68
複屈折量…0.012
光沢…脂肪状〜真珠状

ヒスイ輝石、即ち硬玉(ジェダイド/ジェード)こそがヒスイです。軟玉(ネフライト)と区別するために本ヒスイなどと呼ばれることもあります。

ところで、ヒスイといえば、一般に緑色の石を思い出す方が多いと思いますが、なぜ緑色の石がヒスイと呼ばれるのか、赤と緑を指す意味の言葉をヒスイにつけたのか不思議に思われる事でしょう。ヒスイの色は緑だけではありません。ヒスイは純粋なものほど、白くなります。他にも青いもの、黒いもの、紫のものなどもあります。

通常緑色をした不透明な石であるという認識されているヒスイですが、中には透明度の高いものもあるようで、琅カン(ロウカン…カンは、王偏に干)と呼ばれています。また、琅カンとは、美しい竹を指す事もあるようです。雨に濡れたような、青々とした竹のような色のヒスイ。それが、琅カンです。

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