ラブラドライト

煌く色たち

Labradorite

化学組成…?
硬度…?

語源…カナダのラブラドル半島
「地名」
和名…曹灰長石

結晶系…?
比重…2.68−2.69
屈折率…1.54−1.56
複屈折量…?
光沢…?

ラブラドライトは、フェルドスパー(以降、長石)の中でも、プラジオクレース(以降、斜長石)の仲間です。

光の干渉で、ラブラドレッセンスによる虹のような色が浮かび上がります。

地の色が不透明なものが多いですが、透明感のあるものについては、ロイヤルブルームーンストーンや、レインボームーンストーンと称して販売されています。

本来、ムーンストーンとは、長石の中でも、アルカリフェルドスパー(以降、アルカリ長石)のみに使用される宝石名ですが、見た目が、ムーンストーンと大変似ており、プロモートネームのような形で使用され、ラブラドライトよりも知名度があると感じさせられます。

また、ロイヤルブルームーンストーンに関しては、元々ブルームーンストーンに似たラブラドライトに対して使用されるプロモートネームでしたが、現在では、極めて美しい青が出るものは、ラブラドライトでは無い場合でも、ロイヤルブルームーンストーンとしている場合があり、一段と紛らわしくなっています。

ペリステライト同様に、見た目にムーンストーンにとても似ていること。ラブラドライトの名が一般に著名ではないこと。知識不足など、様々な要因が絡み合い、また、その他の要因により、ラブラドライトとムーンストーンは、極めて扱いが難しく、混乱した状態となっています。

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