アレキサンドライト
神様のいたずら
Alexandrite
化学組成…BeAl2O4
硬度…8.5
オンマウスで色変わりの様子がわかります。
語源…アレキサンダー2世(Alexande 2) ロシア語「人名」
結晶系…斜方晶系
比重…3.71
屈折率…1.74−1.75
複屈折量…0.009
光沢…ガラス状
オンマウスで色変わりの様子がわかります。
1830年、ロシアで発見されたこのアレキサンドライトは、発見されたその日がロシア皇太子(アレキサンドル2世)の誕生日であったことから、この名がつけられました。
光の種類によって色が変わるこの石は、初めて発掘した人たちが、キャンドルの火の光で見たときと、太陽の下で見たときに色が変わっていたので大変に驚いたといわれています。変色性があるということは、大変珍しい為、少しでも変色が認められると、アレキサンドライトと鑑別されます。
現在、ロシアでは、このアレキサンドライトは枯渇しているとみられており、産出は殆どありません。しかし、ブラジルやスリランカでの採掘があり、殊にブラジル産は、現在もっとも良質なアレキサンドライトを産出しています。
また、アレキサンドライトにも同じクリソベリルの仲間であるキャッツアイのようにシャトヤンシー効果のあるアレキサンドライトキャッツアイもあり、更に希少性が高くなっています。