イエローベリル

黄色のベリル

Yellow Beryl

化学組成…BeAlSi18
硬度…7.5

イエローベリル

ヘリオドール語源…ヘリオス+ドーロン(helios+doron)
ギリシア語「太陽+贈り物」

色の起源…鉄(Fe)【イエロー or ゴールデン】
ウラン(U)【ヘリオドール】

結晶系…六方晶系
比重…2.80
屈折率…1.57−1.58
複屈折量…0.005
光沢…ガラス状

今回、敢えてイエローベリルと書きましたが、以前は、黄色から、黄色がかった緑のベリルをヘリオドール(Heliodor)、濃い黄色で黄金色をしたベリルをゴールデンベリル(Golden Beryl)と呼んでいました。いえ、過去形ではなく、現在でも呼んでいます。

へリオドールに関しては、もともと、黄色から黄色がかった緑色をしたベリルの中で、ウクライナ産(ロシア)のものを指していました。しかし、それが、いつの間にやらへリオドールは、黄色から黄色がかった緑色をしたベリルの呼称になっていきました。

最近では、ヘリオドールや、ゴールデンベリルではなく、どちらもイエローベリルという名前で統一して販売しているお店も増えてきているようです。それは、ヘリオドールとゴールデンベリルの境界がはっきりとしていないことからかもしれません。

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