第16回東京ミネラルショー


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行ってきました。東京ミネラルショー。参加日は2007年12月14日の初日。出発は、7月の有楽町と同じ時刻。6時44分発のJR。今回も、前回同様に日帰りだけど、きっと前回よりも楽しめる筈!

11時少し前に池袋に到着。池袋は、多分来るのがはじめての場所。でも、今回はサンシャインだし、地図なんか確かめなくても大丈夫だろうと高をくくっていた…のです。だって、とっても高さのあるビルなんでしょ?目印にはぴったりじゃないの。と…。だって、知らなかったんですもの。JRとか、首都高とかがはしってて、「高い建物」ということでは、目印にできないなんて…。それでも、道にある地図を頼りになんとか迷うことなく到着。「ここかぁ、サンシャインシティ文化会館なるものは」と感慨に耽っていると、外で煙草を吸っている人たちが…。あれ?と思いながらも建物に入ろうと思ったら…「え〜っ!全館禁煙なの?(by 心の声)」という訳で、取り敢えず一服して、(…いや、実は2本ほど…)お手洗いで手を洗ってから(大丈夫だと思うけど、商品だし、ヤニとか気になるからね)2階へGO!。

開場から1時間経過しているせいで、並ばなくてもチケットゲット。入って、左に行けば、狙っているお店がある筈。…とすぐに発見。このお店は、有楽町の時も、国産ルースを扱っていらしたので、事前にチェックしていたのです。岡山産のスパーライトを限定30個だけ安く販売されるということで、まずは、スパーライトのチェック。あれでもない、これでもない。こっちの方が紫色がきれいかも…。なぁんで物色すること数分。ついでに、他の国産ルースもチェックしないとね。ということで、お店の奥から国産ルースを出してもらってチェック。お〜、これは、岐阜のスモーキークォーツではないですか。おぉ〜。これは…。と次から次へとチェック。

ルースを選びつつも、お店の人に、有楽町でお世話になった事と、つい先日、小笠原産のミルキーカルセドニーを購入したこと、次お会いできるのは、早くても名古屋かもしれませんということを伝え、それから、国産のルースについてもいろいろとお話を伺い…。

そうこうしている内、はっと気付くと、かごの中に5点のルースが!。あれ、こんなに選らんだっけ?と思いつつ中身を確認。岡山産のスパーライト(2,400円)、岐阜産のスモーキークォーツ(2,600円)、長野産のオブシディアン(1,900円)、宮城産のオパール(3,000円)と、富山産のオーソコーツァイト(2,000円)。うん、確かに私が選んだものだよ。(あ、ちなみに、オーソコーツァイトは、宝石でも、鉱物でもなく、砂岩です。でも、艶のあるカボッションカットと、産地に参っちゃいました。)

でも、全部買うと10,000円越えだし、他のお店は、全くチェックしてないし、どうしよう。でも、国産ルースなんて、扱っているお店は殆どないんだろうなぁ多分。と、散々悩んだ挙句、合計金額11,900円に色をつけて頂き、全てを購入。「あ〜、初っ端からやっちゃった。まだこれから、水晶のクラスターと、柱状のウォーターメロントルマリンと、アレもコレも欲しいのに。みんなのように、箱から掘り出しものも探したいし。(by 心の声)」あそこのお店にあった、欲しい国産ルースは殆ど購入したという満足感!と、同じくらいの動揺した心を少しでも収めつつ次のお店へ。

せっかくだから、後は、流れに乗って見ていこう。…と、以外とビーズやパワーストーン系のお店も多いんだねぇ。それに、人気のあるお店と、そうでないお店ってはっきりしているんだ。ぶらぶら歩きつつ、一軒一軒をさらりとチェック。…と、「あ〜っ!マンモスだぁ。えっ?これも売ってるの?2000万円越え?なに?なに?誰が買うの?(by 心の声)」…とよく見ると、勿論骨が倒れたりしないように鉄骨(?)で補強してあるんだけれど、その補強してある足のところにプレートのような隕石が立てかけてあったり…。「う〜ん、2000万円のマンモスに770万円の隕石が立てかけてあるのかぁ。(実際には、補強してある鉄骨に…だけれど、鉄骨と骨は、ほぼくっついているから)なんか、どんな世界なんだ?(by 心の声)」毒気に犯されたように、ふらふらしてきたよ〜。と思いつつも、写真をパチリ。

毒気が抜けないままに、歩いていると、「あ〜っ!スイスのニードル水晶だぁ。この小さいやつで3,000円かぁ。いいかも。でも、さっき使いすぎたし、ちょっと様子見て、あとから来ようっと(by 心の声)」(…と思ったのに、後に場所が判らなくなってしまった…。さすが、天下無敵(?)の方向音痴。屋内でも発揮されるとは…。)そうこうしている内に、気になるルースのお店を発見!有楽町ではすっごく混んでて、なかなか見られなかったルース屋さん。ネットもいつもチェックしているし、幸い今はそんなに混んでないから…。といろいろチェック。いつも、ネットでも稀少石を安く販売しているお店だし、これは当たりかも。といろいろ物色している最中に店員さんの声が…。「はい、8万円お預かりします」は、はちまんえん?下を見て、ルースチェックしていた私が思わず顔を上げ、それがあまりにも激しかったので、思わず軽い脳貧血状態。しっかし、何買ったんだろう?失礼だけど、フツーのおばさんに見えるけど。毒気を抜かれて(?)、ルースをチェックするも、欲しいと思ってかごに入れたシリマナイトやら、ユークレースやらを次々と、元に戻していく自分。この時のセーシンジョータイ。今の私には全く理解できません。それでもなんとか、非加熱のグリーンゾイサイトのルースひとつだけをこちらも色をつけてもらって、3,500円で購入。

お金を払っているとき、そのブースがどんどん込み合ってきたので、なんとなく隣のブース前に押しやられる格好で、お釣りを待っていると…。なんと!なんと!なんとなんと!以前から欲しいと思っていた、茨城産のロードクロサイトのルースを発見!小さいけれど、原石もついて、13,600円。「こんな値段で売ってるの(ネットでは)見たこと無いよ〜。すごい買い徳かも。いや、買いだ。買おうよ自分。でも、これを買っちゃうと、他に何も買えなくなるかもよ。でも、さっき、シリマナイトと、ユークレースを買わなかったのは、きっと神様が、私がこの石を買えるようにお金を残しておいてくださったんだよ(by 心の声)」。お釣りを貰ったところで、心の葛藤から、ふっと現実に戻され、他に何も買えなくなる可能性があるから…と心を静め、茨城産ロードクロサイトに後ろ髪を引かれつつもブースを離れました。

その後、あちこち、お店を見て廻り、ヨーゴ産サファイアのルースで、目の保養をさせてもらったり、トラピッチトルマリンに引かれたりしたけれど…。そうなんです。茨城産のロードクロサイトが頭から離れない!それでも、おまじないのように「他に何も買えなくなるもん」と呟きつつ、いろんなお店を見て廻る自分。茨城産のロードクロサイトがあるお店を離れてから、20分もしたでしょうか?それが、我慢の限界でした。混んでいる中、(気持ち的には)脱兎の如く、そのお店に戻り(真っ直ぐにしか進んで無くって、ラッキー。何度か曲がったりしてたら、ニードル水晶の時のように、お店の場所判んなくなるところだった…。)、やっとお店に着いた頃には、大変な興奮状態。私は、興奮状態のまま、他のお客さんを掻き分け、ロードクロサイトを手にとりました。お店の人に切々と茨城産のロードクロサイトがどんなに欲しかったか。我慢しようとしたけれど、我慢できなかった。もう、何も買えなくてもいいから、これが欲しい!と訴えました。(いや〜、今思えば、迷惑な客だよね。)「これは絶産だし、もうこれが最後だし、本来ならばまけられないんだけど…。」と言いつつも、恐らくは、私の興奮状態に恐れをなした(?)のか、100円だけ色をつけて頂きました。そして、さらにはおまけに多分、アメシストのルースと思われるものを頂き、ほくほくしてそのブースを去りました。

欲しいものを買ったのだから、今度こそ落ち着いて、いろんなお店を見られる!と思ったのですが、今度は購入した事で、コーフンしすぎてしまいました。そこで、一旦、外へでて、休憩することに。この時点で、時間は12時過ぎ。

「たった、1時間で、25,000円越えかぁ。予算は、あと5,000円弱。いや、いざとなったら、モシモ金の20,000円を使えばいいや。(by 心の声)」椅子に腰掛け、お茶を飲み。そして、またまた、屋外へでて、煙草を吸い…。ようやく落ち着いて中を見ようと会場へ戻りました。(ところで、この時、何度か出展業者さんが煙草を吸いに来られたのですが、海外の業者さん(白人系以外)は、私の見た限りでは、誰も彼もが、ライターを持っていないのです。何人の業者さんにライターを貸し、訳のわからないコミュニケートをとったことでしょう。だって、相手は、片言の英語。(流暢な人もいましたけど。)私は、ヒヤリングが全くといっていいほどダメだし、殆ど日本語でお話しました。

再び、会場に戻ろうとして…ふと気付けば、入り口のところに、化石やら、鉱物やら…。なんで、こんなに目立ってるのに、さっきは気付かなかったんだろう?どんなアホやねん。と突っ込みたくなる自分を押さえつつも、写真撮影。

その後、会場に戻り、特別展をじっくり見た後、もう一度、写真を撮る為に特別展を一周。そして、会場内の写真を撮りがてら、掘り出し物を見つけよう…。と、最初にルースを購入したお店の人と目が合っちゃいました。少しお話をして、立ち去ろうとして気付いたのです。さっきは気付かなかった、新潟産の翡翠のルース(1,800円)思わず、翡翠を購入。

そして、2週目へ。茨城産ロードクロサイトを購入し、満足して心が落ち着いたせいか、さっきより、いろんな物が目に付きます。「グラム50円のクンツァイト結構きれいかも。ただ、これが安いのか高いのかさっぱりわかんないんだよ〜。確か、某サイトの体験記にグラムいくらで安かったって書いてあったけど、いくらだったっけ?あ〜、事前にもう一度しっかり目を通してこればよかったのに!自分のバカ(by 心の声)」

「うわ〜このフラワー水晶はツボってるよ〜。もろ好み。購入したいかも。」「うわ〜なになに、この化石。いっぱいお魚さんがついてて、3,000円?これは買わねば。(でも、この後の用事と、運搬を考えて断念。なにせ、長い方の一辺が、おおよそ60センチメートルくらい。)」「このブース、暗幕が張ってあるけど、なに?…あぁ。業者さん対象のブースで、一般の人は入れないのね〜」「あ〜、ここが某蛍石マスターが購入してるお店かも…多分。あれ?違ったっけ?」「うわ〜、さっきは気付かなかったけど、マンモスの横にこんな大きな日本式双晶があったんだ〜」

結局、鉱物を「掘り」たかったけれど、修行不足で、私にはできない!ということ。鉱物に関しては、結局プレーンな形を望んでしまうし、グラムいくらと言われても、全く理解不能。グラム表示でなければ、まだ理解可能だったかも。(…というよりも、買うかどうかも判らないものなのに、重さを量ってもらって、金額を聞くなんて…。でも、金額を聞かないと、買う買わないの判断はできないんだよ〜。)自分の未熟さを痛感させられた数時間でした。話は変わりますが、最後の最後に、柱に小さくはってある、撮影禁止マークを発見したのですが、そのマークは小指の爪ほどの大きさで、私が発見したのは、その1箇所だけ。本当は撮影禁止だったのかなぁ?誰にも止められなかったけど。(あ、もちろん、お店の写真は、許可を取りました。会場全体とか、展示品とかの撮影についてです。)

そのあと、掲示板で教えていただいたように、ラーメンを食べに行き(名前は忘れましたが、つけ麺のお店)、私が勤めている会社の、東京営業部へ。一部の人は知っていたけれど、基本的には突然の訪問だったので、みんな驚き(それを期待してた)、お茶を飲みつつ、少しだけ戦利品の披露。

いろいろあって、帰りのJRは、間に合うか間に合わないかの瀬戸際。なんとか、発車1分前にすべりこみセーフ。予定通り20時12分に発車。列車の中で、初めてパンフレットを開き、善財さんの写真に心奪われ、帰りは、あっという間で、23時25分。予定通り駅に到着。00時前には、暖かい家でこたつに篭りながら、戦利品を並べてはニマニマしていたのでした。

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