誕生石を買わない理由


私の誕生石は、サードニクス(サードオニキス)とペリドットです。しかし、両方とも持っていません。

何故なら(という程の事ではないのですが)、瑪瑙系の不透明なルースは、あまり好きではないからです。鉱物(原石)としては、OKなので、なんとなく…という理由なのですが。(でも、将来、70歳(テキトーですが)くらいになって、オニキスや、ヒスイの似合うおばあちゃんって、いいかも。)

ペリドットについては、あの若草色は、個人的に嫌いではありません。(でも、よく、若草色と表現されていますが、実は萌えるような草の色だと思います。)どちらかと言えば、好きな方だと思います。いずれは…とも思っていたのですが。

ルース集めを始める前までは、実はペリドットについてちょっと「胡散臭さ」を感じていました。私が小さな頃は、8月の誕生石といえば、サードニクス(というか、紅縞瑪瑙)でした。ペリドットなんて、聞いた事も見たことも無い宝石でした。それが、ハッと気付けば、いつの間にやら、8月の誕生石に鎮座していたのがペリドットだったのです。不透明な石が誕生石だったから、可哀想になって、誰かが勝手にそうしたのかな?だったら、「本当の」誕生石は、サードニクスなんだから、おざなりの誕生石はイラナイや。なぁんて思っていました。(ペリドットに罪はないのに〜。ごめんよ〜。)

そして、ペリドットがどんな石かを知り、そして、その十数年後(?)、ルースを集めるようになっても、ペリドットは「そのうちにね」という対象でした。そんなに高くないから、いつでも買えるさ。という感じ。

ところがある日、ネットでノルウェー産のペリドットの写真を見てしまいました。これは綺麗だ。これは美しい。そう思ってしまったのです。通常のペリドットよりも、淡く、青味がかった、爽やかな感じのするミントグリーンをしていて、まさに「若草色」でした。これぞ、求めていたものでした。

しかし、ペリドット産地表示があまりされていない石でもあります。ガーネットもそうですが、たくさんあるから、安く提供できる。だから、誰も産地を気にしない。そういう石の一つらしいのです。

それでも、ルースを主体に扱っていらっしゃるお店では、割合に産地表示をしてあるのですが、その中で、ノルウェー産のものはありません。殆どと言いたいところですが、全くと言っていいほどないんです。たま〜にあっても、sold out。無い無い尽くしです。ネットを、何百件、何千件(少し、大袈裟?)検索したことでしょうか。それでもありません。(見かけたら、教えてください。ただし、ルースで。大きくなくっていいです。っていうか、小さいのがいいです。)

そんなノルウェー産のペリドット。いつか、私の元へ嫁いで来てくれる日を楽しみにしているのです。

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