アンクル・サム ダイヤモンド


本来、このお話は、伝説の宝石でお話するべき内容なのかもしれないのですが…。

アメリカの、アーカンソー州で発見されたアンクル・サムと(The UNCLE SAM Diamond)呼ばれるダイヤモンドは、原石の状態で40.23ctのアメリカで発見されたダイヤモンドのなかで、最も大きなダイヤモンドです。長い間の調査の末、1924年に発見されたものです。現在、このダイヤモンドは、カットされ、12.42ctとなり、個人の所有となっています。

…と、これだけので、伝説の宝石のに書いていいものかどうなのか?アメリカで発見された最大のダイヤモンドというからには伝説に相応しいと思うのですが、他の伝説は、誰かが殺されたとか、呪われたとか、血生臭い話を中心に書いてしまったために、(カリナンは別として)浮いたお話になってしまいそう。さらに、私が知る事実は、これ(上記)だけ。伝説として書くには、物足りなさを感じているのです。

でも、これはこのエッセイのページに書くにはぴったりのお話だったのです。なぜなら、現在、アンクル・サムが発見された場所は、「クレーター・オブ・ダイヤモンド州立公園」となっているのだから。そして、太っ腹なこの州立公園は、入園料が4.5ドルかかりますが、見つけたダイヤモンドはすべて掘り出した本人のもの。当然、常連さんもいるらしい…。あ〜、行きたい!掘りたい!探したい!状態です。

正直言ってこれまで、アメリカにはあまり興味のなかった私…。行きたいところはスミソニアン博物館や、メトロポリタン美術館などの博物・美術系と、グランドキャニオンのみでした。それよりも、「スコットランドへ、スコッチ(ウィスキー)の旅」、「イングランドの湖水地方へピーターラビットの旅」、「パリのルーブル&オルセー美術館の旅」、「ドイツへ古城の旅」とかまぁ、その他いろいろありますが海外へはそういったところへ行ってみたいと思っているし(それも、全部フリープランで行きたい!)、それよりもまず、日本全国の都道府県1泊以上の旅を死ぬまでに終わらせたい…と思っていたの。とりあえず、九州地方は制覇したので、次は山陰・山陽を攻めようと思っていたのだけれど…

思ってはいたのだけれど、今はそれよりも、「クレーター・オブ・ダイヤモンド州立公園」に魅力を感じているのです。1日に平均で2個ほどしか取れないということなので、おそらく自分で行っても取れないだろうということは判っているのだけれど、それもまた、楽しいに違いない…と思ってしまいます。日本国内で鉱物を取りに行こうと思った事はなかったのに。(いや、興味はあるのよ。興味はあるんだけれど、カット石しか見たことの無い私は、鉱物と岩石の区別もつかないだろうし、身近にそういうことをしている知人もいないし…と、言い訳いっぱいです)

別に、ダイヤモンド自身に興味が強いわけではなく、目一杯カラーストーンの方に興味がいっちゃっている自分なのに…。自分でも不思議です。なんで「アーカンソー州へダイヤモンドを彫りに行く旅」に心惹かれるんでしょうか?ちなみに、このサイトをご覧になっている方で、「クレーター・オブ・ダイヤモンド州立公園」へ行かれた方があったら、是非是非どんな感じなのかを教えていただきたいです。

といいながらも、私は、「クレーター・オブ・ダイヤモンド州立公園」にはおそらく一生ご縁が無い事でしょう。

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