石の花

バジョーフ 著

The stone flower

ウラル地方の民話をバジョーフという作家が短編小説として書き上げたこの「石の花(Amazon.co.jp) 」。「どんなお話なのかな〜」と気になってはいたのです。「孔雀石の小箱」という本らしいのですが、本屋さんにはない!

ところが、ある日本屋さんの児童図書・絵本コーナーで見つけたのです。それも「孔雀石の小箱」という本ではなく、「石の花」というそのままの題名で。

お話は、ダニーロという少年が孔雀石の細工職人となって、自分で納得できる作品を作ろうともがくなかで、昔聞いた「石の花」を見たいと「銅山の女王」にお願いするというものでした。

こんなにいい石を切ったり磨いたりしているけれど、それは何の役にもたっていない。自分はもっと「石の力」を見て、みんなにもみせられるような孔雀石細工をつくりたい…。それが、ダニーロの願いでした。

銅山の女王は、孔雀石でできた絹のような服を着て、美しい黒髪をもっています。そして、女王にお願いして見せてもらった「石の花」はダニーロが取り付かれ、家に帰れなくなるほどの美しさであったのです。

取り付かれるほど美しい「石の花」。私も見たいけど、帰れなくなるのは困るんです。


石の花(途中までのあらすじ)(外部サイト)

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