仙女たち(仙女)

シャルル・ペロー 著

Les Fées

ペロー童話集で有名なシャルル・ペロー。赤ずきんや、眠れる森の美女など、伝承物語(…でいいのかな?)を纏めたフランス人なのです。(これらのお話は、グリム童話のほうが有名かもしれませんが。ペローの著名なお話は、なんといっても、長ぐつを履いた猫でしょう。)

さて、この「仙女たち(Amazon.co.jp) 」はに出てくる宝石は、ダイヤモンドと真珠…なのですが。。。

いくら童話と言っても…、いくら伝承物語といっても、素晴らしく優しいお嬢さんの口から、薔薇の花、ダイヤモンド、真珠がポロポロと零れ落ちるのはどうかと…。

話す度にひき蛙…という対比がなければ、話す度に薔薇の花、ダイヤモンド、真珠が口から溢れ零れるなんて、一種の罰なんじゃないかと…。話している最中に零れ落ちる訳ですから、話しているうちに、うっかりムセたりしたら、喉に入って、窒息死!なんてことも?と考えてしまうのです。

結局、このお嬢さんは、王子様と結ばれるわけですが…。どの国(あるいは、領土)なのか知らないけれど、その国は潤ったろうなぁ。と思うのです。ただし、年を経て、そのお嬢さん(…というか、王妃様?)が亡くなった後、お嬢さんの口から出るダイヤモンドや、真珠だけに頼っている国に成り下がっていたら、大変だったろうなぁ。下手をしたら、一国が無くなってしまうような事態かも?とも思うのです。

ちなみに、似たような伝承をグリムが書くと、「森のなかの三人一寸ぼうし(Amazon.co.jp) 」というお話になります。


仙女たち(外部サイト)
『(前略)福娘童話集の昔話は、話のあらすじこそは
既存の書籍等を参考にしていますが、ストーリー展開、
セリフ、文章等を福娘流に書き下ろしたもので(後略)
福娘童話集 より)』

森のなかの三人一寸ぼうし(あらすじ)(外部サイト)

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